2026年10月号_GXニュースレター ~9月の受注状況、TexTech納期遅れ等~

GXBlog編集部のフクノブです。毎月新しいNewsをお届けする【GXニュースレター】。2026年10月号です。


【2026年9月の受注状況】

オーダー受注状況

関東の9月を振り返ると、まず思い浮かぶのは「雨」だったのではないでしょうか。東京都心では8月27日から9月30日まで35日連続で降水を観測し、9月は毎日雨が降ったことになります。日照時間も平年の約4割程度にとどまり、空模様もどんよりした日が続きました。

そうした天候の影響もあってか、9月の弊社オーダー受注は厳しい結果となりました。スーツ・シャツともに前年比で約90%となり、例年に比べても動きの鈍い月だったと感じています。

一方で、スーツ・紳士服業界全体を見ると、決して力強い回復とは言えないものの、秋物衣料や紳士服の動きには一定の明るさも見られました。大手スーツ量販店では、売上高96.9%、客数94.2%、客単価102.9%となっており、来店客数は前年を下回る一方で、客単価は上昇しています。百貨店では気温低下を背景に秋物衣料が堅調に推移している様です。

こうした状況を見ると、業界全体としても「数を売る」だけではなく、価値ある一着を提案する流れがより強まっているように感じます。オーダースーツや高付加価値なものづくりへの関心は引き続きあり、テーラー様やアパレル様にとっても、価格だけではなく、品質・提案力・信頼感がより重要になっているのではないでしょうか。

また、9月はTexTechのパンツ生産において大きな課題がありました。埼玉・春日部工場の閉鎖に伴い、生産を福島工場へ移行しましたが、新体制での生産が軌道に乗るまでに時間を要し、弊社分として100件を超える納期遅延が発生してしまいました。

8月後半から9月上旬にかけては、品質面でも一部ばらつきが見られましたが、現在は徐々に改善していることを日々確認しております。工場とも綿密に連携しながら納期調整を行い、可能な限り当初予定に近い形で納品できるよう努めてまいりましたが、多数の納期遅れが発生してしまい、テーラー様には大変ご迷惑をおかけいたしました。

現在は工程への理解も進み、生産にも少しずつ安定感が出てきております。10月中の収束を目指し、引き続き工場と連携しながら、品質・納期ともに安心してご依頼いただける体制づくりに取り組んでまいります。





納期遵守率

2026/72026/82026/9
98.1%97.0%81.3%

9月に関しては、TexTechスーツの納期遅れが多発しました。先月号でもお伝えした様に、パンツ専属の春日部工場を閉鎖し、福島に移行して生産を行っておりますが、工程スタッフも慎重に縫製を行っており生産数が予想より上がらず多くの納期遅れを発生させてしまいました。
遅れに伴い日程のご調整いただきましたテーラー様には大変なご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。またお客様とのご調整もいただき誠に有難うございました。


お問い合わせ対応時間

2026/72026/82026/9
21:0418:5829:02

お問い合わせ大変時間も大きく伸びてしまいました。上記の納期遅れ発生や、秋冬立ち上がりというこことも有り、オーダー内容のご質問、要尺のお問い合わせ、納期調整等も多くなってきますので、お待たせしてしまう時間が長くなってしまっております。
これらの基本的部分に関しては、資料や様々な情報開示を行い、すぐにご確認いただける仕組みをつくっていきたいとも考えております。



【ボタンストリップ】

ボタンストリップ、正式名称かどうかもわからない状況ですが、オーダーシャツのオプションとなります。
アメリカのブランド様からご要望で、ボタンストリップというものを初めて知りました。

上記画像のボタンストリップとは、フォーマルシャツやタキシードシャツなどで使用される、ボタン付きの細いテープ状パーツです。シャツ本体にボタンを直接付けるのではなく、テープにボタンを付けたパーツを使用することで、通常のボタンの前立て仕様にしたり、スタッズ対応の仕様にしたりすることができます。

今回は、ApparelXで手配したコットン杉綾テープにボタンを取り付ける形で制作しました。コットン杉綾テープは、シャツの前立て補強などにも使用できる資材のため、こうした細かなパーツづくりにも応用できます。

通常の商品として販売されている資材であっても、用途に合わせて加工することで、よりお客様のご要望に近い仕様に仕上げることができます。こうした副資材の手配から加工相談まで対応できる点も、ApparelXと縫製部が連携する強みのひとつです。


【オーダーシャツ工場見学】

9月は、新潟県にあるシャツ縫製工場「フェールムラカミ様」へ工場見学に行ってきました。フェールムラカミ様は、オーダー品から既製品OEMまで幅広く国内生産を行い、年間約120,000着以上のシャツを生産されている、日本有数規模の工場です。弊社とは約10年のお付き合いがあり、日頃よりオーダーシャツの縫製で大変お世話になっています。

工場内は非常に整理整頓されており、カフス・衿・組み立てなど工程ごとにブロック分けされ、効率よく作業が進められていました。特にシャツの顔となる「衿」や「組み立て」は重要な工程とのことで、改めてシャツづくりの奥深さを感じました。また、出荷作業場では日付ごとの管理や急ぎ案件への対応も徹底されており、納期管理の面でも多くの学びがありました。

今回の見学を通じて、工場にとって分かりやすいオーダーシートや、仕様指示の正確さが非常に重要だと再認識しました。今後も工場様の負担を減らし、お客様へより良い商品を届けられるよう、縫製部として改善を続けていきたいと思います。


【ラ コリーナ近江八幡】

シルバーウィークに帰省のついでに、滋賀県にある「ラ コリーナ近江八幡」に行ってきました。
以前から一度行ってみたいと思っていた場所ですが、到着してまず驚いたのが、とにかく人の多さです。大変な人気とは聞いていましたが、想像していた以上の賑わいでした。

ラ コリーナは、たねや・クラブハリエのフラッグシップということで、もちろんバームクーヘンをはじめとしたお菓子が目的の場所なのですが、実際に訪れてみると「お菓子屋さん」という言葉だけでは収まらない、不思議な場所でした。

特に印象的なのが建物です。
入口にある、屋根一面が芝で覆われたメインショップ〈草屋根〉などの設計には、建築家・建築史家の藤森照信さんが関わっており、自然素材を取り入れた独特な建築で知られる方ですが、ラ コリーナでも建物が風景の中に溶け込んでいるようで、初めて見るとかなりインパクトがあります。

広い敷地の中には田畑や草木があり、その中に個性的な建物やショップが点在しています。歩いていると次々に景色が変わり、感覚としては、お菓子屋さんというより、ちょっとしたテーマパークです。

これだけ多くの人が訪れているのも、お菓子の人気だけではなく、「この場所を見てみたい」「ここを歩いてみたい」と思わせるものがあるからなのかもしれません。バームクーヘンを買いに行ったはずが、建築を見たり、自然の中を歩いたりと、思っていた以上に見どころの多い場所でした。

滋賀県はその他にも、琵琶湖を中心とした豊かな自然に加え、寺社や彦根城、近江八幡に残るヴォーリズ建築など、見どころがたくさんあり、またじっくり訪れたいと思いました。


以上如何でしたでしょうか。
商品・サービスの詳細はお気軽にお問い合わせください。



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