GXオーダーコート 仮縫いオプションスタート! (TexTech製)8月のオーダー受注状況~2025年9月号_GXニュースレター

GXBlog編集部のフクノブです。毎月新しいNewsをお届けする【GXニュースレター】。2025年9月号です。
オーダーアイテムの受注窓口を行っている現場から、オーダースーツ市場の最新状況をお伝えしていきます。


【2025年8月の状況】

オーダー受注状況

大変な暑さだった8月。オーダーも苦戦するだろうと予測はしておりましたが、結果として受注数として、前年より微増といった結果でございました。受注内容としてはシャツは前年を下回りましたが、スーツ関連のオーダーが上回りました。
8月ですので、ホップサックやリネンの盛夏もののオーダーが増えるかと思いきや、先を見越した秋冬物のオーダーが中心でした。
例年のことながら、秋冬バンチが出揃ってない状況ですので、着分をお持ちのテーラー様からのご注文が好調だった状況でした。



仮縫い納期設定変更について

7月号でもご案内させて頂きましたが、TexTechの仮縫いオプションサービスですが、納期設定の変更になりましのでご案内です。3週間程度で納品させて頂いておりましたが、4週間設定に、8月中旬頃に変更させて頂きました。ご利用中のテーラー様にはご不便をおかけしており申し訳ございません。
理由としましては、仮縫い職人の高齢化により職人さんの不足により一時的に納期を延長し、現在工場内で機械化を進め、今まで裁断も手裁断で行ってましたが、CADで行う等の効率化を進めております。

また、仮縫い戻りの直縫いに関しても、通常の直縫いではなく、仮縫いを解き、裁断も手裁断に行う必要があり、通常の直縫いより工程と時間がかかってしまう為、通常納期プラス2週間の納期設定となっております。

今後は、仮縫いと直縫いの納期共に、改善に向けて工程を整えて参りますが暫くの間、上記の納期設定とさせて頂きます。
納期変動が発生した際は、都度ご連絡させて頂きますので、ご不便おかけしますが、ご理解頂きます様お願い致します。



納期遵守率

2025/62025/72025/8
95.6%97.7%96.5%

8月の納期遵守率は、96.5%でした。
7月で少し改善したのものの、また悪化してしまった状況です。内容としては、裁断ミスや仕様間違い等の割合が多かったです。寸法不良に関しては、工場出荷前検品で発覚し修正後、テーラー様に直送の手配を行い、納期をなんとか守る事が出来てるものの、仕様間違いに関しては、最初のオペレーターの入力ミスも多く、工場での2重チェックの強化を伝えております。

今後も注視し、内容を把握し工場と連携し、改善目指して取り組んで参ります。ご意見ございましたら是非お聞かせ頂きたいと思いますのでご連絡頂きます様お願い致します!



TexTech在庫オーダー裏地バリエーションについて

Tex Techオーダー工場在庫の裏地バリエーションですが、現在展開しております以下品番ですが、
AK3980が廃盤の運びとなりました。
AK1800(キュプラ100%)
4209(ポリエステル100%)
AK3980(キュプラ60%ポリエステル40%)

代替え品としまして、AKP1331がご利用頂けます。キュプラ100%になります。
※AK3980は在庫がある限りご利用頂けます。
サンプル帳は順次お渡しさせて頂きますので宜しくお願い致します。




【GXオーダーコートサービス 仮縫いオプションスタートします】

2024年秋よりスタートしたオーダーコートサービスですが、今まで仮縫いは不可でございましたが、テーラー様からのご要望も多く、今年より仮縫い可能となりました。

コートですので、そこまでのフィット感も必要ないので、コートには仮縫いは不要というテーラー様も多いですが、ゲージサンプルが無い状態ですと、オーダーされるお客様の不安もありますし、仮縫いが出来るということは満足度も高められるのではないでしょうか。



【2025AW生地バンチが出揃いました】

8月末にて、最後の御幸バンチと鷹岡バンチが入荷致しまして、ご注文頂きましたテーラー様には発送させて頂いております。お手持ちのバンチで、ご要望の商品が無い場合はお探しの生地無い際は、順次ApparellXにも掲載し、商品詳細も掲載して参りますので、是非活用して頂ければ思います。



【加藤泉×千總:絵と着物】

7月の三連休に帰省し、万博に行った帰りに京都に寄り道し、お目当てだった「加藤泉×千總:絵と着物」に行ってきました。
「千總」は1555年創業の京友禅着物の名門。2025年に470周年を迎える。伝統を「守る」ものではなく「創る」ものとする考えのもと、明治時代には絵師と協業、近年は有名ブランドとのコラボレーションを通じた新たな表現にも取り組んでいらっしゃいます。

今回は、現代アーティストの加藤泉さんとの協業でした。今回の企画の意図しては、「着物文化が厳しい状況にある中、注目を集める機会が少ない」現状を打開する為、伝統技術と美意識を現代的に再解釈する国際的に活躍する加藤泉さんをパートナーに選んだとされます。

着物に関わる職人さんと5年を費やし出来た作品は完成度が高く、独特なキャラクターが描かれた着物ですが少しの違和感もなく受け入れる事が出来ます。

独特の発色と手刺繍が施され、伝統的な着物とは違う新しい着物を見ることが出来ました。

撮影禁止コーナーには、この着物を纏われた、俳優さんや落語家さんの画像が紹介されており、独自な雰囲気が醸し出され、伝統×アートの結晶を体感する事が出来ました。

「伝統とは、守ることでなく創ること」という千總の教えだそうです。
スーツという伝統に関わる私達も新たに挑戦し、創ることが大切さということを教えて頂きました。

今回の展覧会は無料でした。通常店舗での開催でしたので、老舗の着物屋さんに入るのに緊張しましたが、貴重な着物とアートの融合を見ることが出来た事に刺激を貰いました。
会期が9/2までと、このブログをご覧頂ける頃には残念ながら既に終了しておりますが、加藤泉さんの作品は、美術館等で見れますのでご興味ございましたらご覧頂きたいと思います。

以上如何でしたでしょうか。
商品・サービスの詳細はお気軽にお問い合わせください。



アパレルOEMをご検討ならApparelXへ!
重衣料から軽量の小ロット生産

メンズスーツやレディーススーツ、ドレスシャツ、ジャージースーツ、コートなどの縫製サービスについてのお問い合わせは株式会社ヤマモト縫製部まで、BtoB向けオーダーブランド【GX】展開中です。