今回は、スーツの袖に付いているタグについて書いていきます♪
生地シール
既製品のスーツやコートを買った時に付いている生地の内容を表すタグ(生地シールとも言う)をご存知でしょうか?
お袖のボタン近くや、内ポケットの近くに画像のようなタグが付いていることがあります。
※画像はイメージです。
これは生地シールや生地タグと言われるもので、メーカーの名前や生地の内容などを記しています。
このシールが袖に付いてるのは、既製品のスーツではよく見られる状態で、ある程度の生地のランクになれば付いていることが多いです。
取ったほうがいいの?
よく質問されるのが、これは付けたままで正解なのか?ということです。
声を大にして言います。
袖に付いているのは必ず取って下さい!!!!!!!!!!
ホントに!!!!!!!!!!!
※これは仮止めされているシールの場合です。詳しくは外さないシールの項目を確認下さい。
街や電車の中で見かける、取ってない方……
正直、本当に声を掛けて「外したほうがいいですよ」と言いたいです。
※言いたいですけど、実際にはお声掛けしてないですよ。変な人だと思われちゃうので(^_^;)
ついでにコートやスーツのベントに付いている糸(しつけ糸)も外していない方も多くて…
見つけた時のやきもき感はすごいです(~_~;)
じゃあ、なんで付いているのか?
先程書いたように、『こんな生地使っています』というのをアピールしているんですね。
紳士服はよっぽどの業界人でなければ、パッと見て生地を見分ける方は少ないかと思います。
特にスーツは基本的に形も同じものが多いので、大量に生産してる既製品において、わかりやすく生地についてアピール出来ます。
※私も紳士服業界にいたので多少わかりますが、このシールがついてるとセールストークの取っ掛かりになったりするのです。
なので、袖にシールを付けたままということは、『私はこんな生地・こんな値段のスーツを着ています!』と言っているようなものなのです。
それが高いものであれ安いものであれ、ちょっと恥ずかしいですよね。
外さないシール
え?どういうこと?
『取れ!』『外さないと恥!』みたいなこと言ったのに外さないシールがあるの?と思いますよね。
シールには外すものと外さないものがあるのです。
外すシール:シールが部分的に止めてあり、仮止めの状態
例:コートやスーツの袖に付いている物。※画像はイメージです。
部分的に止まっていれば、画像のように隙間があって、仮止め状態です。
外さないシール:シールの端全体がしっかりと止まっている状態
例:洋服の内側に付いていて、ちょっとやそっとじゃ取れない物。※画像はイメージです。
画像のように端全体が止まっているので、隙間はありません。
外さないシールを無理やり剥がそうとすると裏地や生地を傷つけてしまいますので注意して下さいね。
また、デザインとして表側に付けているカジュアルウェアやハイブランドもありますが、スーツでは殆ど見ません。
自分で外す
ホントは販売したお店の責任でもあると思います。
私がいた販売店では納品前に袖の生地シール・しつけ糸すべて外してプレスをしてお渡ししていました。
外す習慣がないお店であれば、『着用前に外して下さいね』の一言でも掛けてあげればいいのにと思ってます。
シールは仮止めとは言え、生地に針跡や糸跡が残って穴のようになってしまうことがあります。
そんな時は、蒸気を出して軽くプレスするとキレイになることが多いです。(不安であれば最初はあて布などを入れて様子を見て下さい)
※至って普通のスーツ生地の場合です。シルクが多く含まれていたり、扱いが難しい生地は目立たないところで試してからやってみて下さい。
今回はスーツの袖に付いてる生地シール問題について書きました。
意外と誰も注意してくれなかったりします(^_^;)
スーツを着慣れないとどうしたらいいかわからないですよね。
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縫製部の福田です。
銀座のテーラーにて職人見習いを経てヤマモトに。