2025年10月号_GXニュースレター ~TexTechスーツオーダー新オプション(ゴールド尾錠・仮縫い生地)のご紹介~

GXBlog編集部のフクノブです。毎月新しいNewsをお届けする【GXニュースレター】。2025年10月号です。
オーダーアイテムの受注窓口を行っている現場から、オーダースーツ市場の最新状況をお伝えしていきます。


【2025年9月の状況】

オーダー受注状況

暑さも和らぎホッと一安心な過ごしやすい日が増えてきた9月でした。9月に入りジワジワとオーダーが増えてきている印象です。例年3連休明けなどで、一気にドンっとオーダーが入る事が多いですが、今年は波は感じず、一定してコンスタントにオーダーが入ってきた状況です。

ここ最近は、季節柄なのかサファリジャケットのオーダーもちらほら増えてきております。ジャケパンスタイルで少し変化のあるスタイルを望まれる傾向がある様に感じます。ジャケットのお問い合わせに関しても軽いジャケットを仕立てたいというご相談も多く、力を抜いたスタイルが引き続き好まれている風潮です。

また、少量の既製品生産にオーダーを活用頂くお客様も徐々に増えてきており、特にシャツに関してはアパレル様やセレクトショップ様に活用頂いております。弊社のGXパターン、工場のパターンでオーダーとしてお客様の拘りを盛り込み事でオリジナリティを出す事も可能ですし、パターンをお持ち込み頂き生産することも可能です。
テーラー様のオリジナルシャツを既製品として気軽に生産できますのでご利用頂きたいサービスです。


裏地プリントサービスが人気

※モザイク処理しております

度々ご案内しております、裏地にオリジナルプリントサービスですが、一度ご注文頂いたお客様のリピート率も高く、また新規でお問い合わせを頂きご注文頂くことも増えております。

今までのご注文頂きました内容を簡単にランキング紹介しますと、
1位 ペットの写真(何枚かの画像を頂き、全体にランダム配置)
2位 オリジナルロゴ (企業やブランド、全体にランダム配置)
3位 イラスト(キャラクター等、全体にランダム配置)

ほとんどのご注文が、裏地全体にランダム配置してのデザインが多いです。
特にワンちゃんのご注文が多く、ペット愛の強い方が多いのだと実感します。

裏地は122c幅と広いので、様々なデザインの実現が可能で、可能性が広がりますね、デザイン作成頂いたものをプリント出来ますし、データ作成費用がかかりますが、こちらで作成する事も可能ですので、お気軽にご相談やお見積りのご依頼をお願い致します。

納期遵守率

2025/72025/82025/9
97.7%96.5%98.5%

9月の納期遵守率は、98.5%でした。
8月の受注数が少なかった事も要因としてはありますが、8月に比べ改善しました。内容は縫製不良がほとんどですが、8月の内容は仕様間違いが多かった事に対し、9月は裁断ミスやキズを付けてしまった事が目立ちました。事故があるのは良くない事ですが、8月の仕様間違いは、工場の受注の入口の入力で間違ってしまってたものが多く、その点がカイゼンされたことが少しほっとしました。
工場でも入力を2名体制にし、チェック機能を強化したことが結果として現れました。弊社入荷時の検品での不良は逐一工場との共有Lineにて伝えておりますので、今後も品質向上に向けて工場と取り組んで参ります。



【サイド尾錠オプション ゴールド・アンティークゴールド追加】

TexTechオーダーにて、クラシック志向のお客様にご愛用頂いております、スラックスのサイド尾錠オプションですが、現状はオーダー頂きますと、シルバーかブラックニッケルカラーかを工場判断で付けさせて頂いておりました。

今回バリエーションの追加として、【ゴールドとアンティークゴールド】を拡充させて頂きます。※シルバー・ブラックとは、価格設定が異なります。

以前からお客様よりゴールド系のご要望を頂いておりまして、弊社にて尾錠の仕入れを行い選択肢に加えさせて頂きました。

ブラウン系の生地には、やはりゴールド系が相性が良いですし、淡色系や黒の生地にもアクセントとしての役割で使用出来ますね。お客様への新たなご提案にご利用頂ければ幸いです。



【仮縫いオプションに仮縫い用生地をご用意しました】

TexTechオーダーの仮縫いサービスには、シーチング仮縫いというオプションが現状ございます。
実際使用する本番生地は使用せず、シーチングを使用して仮縫いするメリットは、
・要尺の節約 (仮縫いは通常の要尺プラス30cが必要となる為)
・時間短縮1 (舶来生地の取り寄せ期間1週間を待たずスタート出来る)
・時間短縮2 (仮縫いフィッティング完了後の直縫いは、解きや裁断の為プラス2週間がかかるが、その部分が不要となる)
・仮縫い不可の生地(コットンやリネン)は、針跡が消えない為、針をたくさん打つ仮縫いはシーチングでお願いしております。

メリットも上記の様にたくさんありますが、対しデメリットもございます。
・本番生地とのドレープ感に大きな相違があり、見た目とシルエットが掴みにくい。
・滑りが悪い為、実際のお客様が着用した時の着用感が損なわれる。
・シーチングというの高級仕立て服に反する素材

上記のデメリットを補うべく、シーチングの代わりとなる表生地をご用意致しました。
弊社が代理店でもある御幸毛織さんにもご協力頂き、キズがあり販売出来ない表生地を提供頂き、仮縫い用の生地として使用させて頂きます。

廃棄される表生地を活用しますので、サスティナブルな面もあり、お客様にもお喜び頂ける取り組みとなっております。

オプション価格はシーチング仮縫い価格より少し上がりますが、それ以上のメリットがあるかと思います。

【注意点】
所謂B反ですので、常にご用意が出来ない可能性があることと、キズがあるということ、また色もお選び頂く事は出来ません。色に関してはオーダースーツとしての割合が多い、黒・紺・グレー系でご用意致します。ストライプはあるかもしれませんが、柄物のご用意は行いません。
基本としてはウール素材の用意を行いますが、ポリエステル混ものもございますのでご了承頂きたいと思います。

上記のメリットを考えると使わない手はないサービスかと思いますので是非ご利用して頂きたいです!


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昨今の暖冬でコートの売れ行きも例年良くない状況が続いておりますが、TexTechオーダーサービスでは、今季より仮縫いオプションもスタートしてますので、今からのオーダーのタイミングが時期的には良いかと思われます。

御幸コートはバリエーションの多さが魅力ですので是非ご覧ください。



【ファッションワールドに出展(APPAREL X)】

10/1~3に東京部ビックサイトで開催されたファッションワールドに弊社グループのオークラ商事(APPAREL X)として出展致しました。最近お問い合わせ多く頂くOEMのご案内も行う為、生産管理担当として参加させて頂きました。

サスティナブルゾーンでの出展となり、現在最も注目されているカテゴリーにつき、来場者の方も多く盛況でした。

多くの注目を引いた商品がこちらでした。

・SEACELL
海藻を原料にした、再生セルロース繊維、SEACELL(シーセル)を使用しており、生地として国内での在庫販売はオークラ商事が初となります。
SEACELLは100%生分解可能なサステナブル素材で、ミネラルやビタミンも含まれた肌に優しく、肌触りも良いので、インナーやTシャツ向け素材となります。

展示パネルには、多くの来場者様が立ち止まって頂いており、注目度の高さが伺えました。

とても柔らかい素材ですので、どちらかというとレディース向けですが、メンズでもインナーとして使用出来る素材です。縫製部のオーダーTシャツサービスでの使用のご検討頂ければと思います。

以上如何でしたでしょうか。
商品・サービスの詳細はお気軽にお問い合わせください。



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