【スーツのこだわり】本切羽って何……?お袖のディティールについて

みなさん こんにちは

今回はスーツの基本の仕様について書いていきたいと思います。

お袖のディティールについてです。

 

 

ボタンの数

ボタンの数……何が正しいというのは特にありませんが、小ボタン3個か4個が基本と言えるのではないでしょうか。

中ボタンを1個付けてより印象的にする方もいます。

この場合はボタンホールが斜めになる事が多いです。(弊社の繋がりがある工場様もそうなります)

※中ボタンは20mm前後のサイズのことを言います。小は15mm。

また5個や6個を指示する方もいますが、主張が強いのでビジネス向きではないかもしれません。

 

ボタンの付け方

※名称は工場様で違うこともありますので、ご了承ください。

並び:ボタンとボタンの間に隙間があり並んでいる状態。

※下の画像だとわかりにくいですが、少しボタンとボタンの間があいてます。

並び(くっつき):ボタンとボタンの間に隙間がなく並んでいる状態。

重ね:ボタンとボタンが2mm前後重なっている状態。

重ねはイタリアンテイストなので少しカジュアルな印象です。

もしフォーマルウェアとして着用であれば「並び」もしくは「並び(くっつき)」を選んだほうがいいでしょう。

また、小柄な方であれば袖丈も必然的に短くなる可能性がありますので、バランスをとって重ねにしたり、ボタンを3個にして間延びしないようにするのもいいかもしれません。

 

ボタンホール

本切羽(本開き):ボタンホールにメスが入っていて、実際にボタンを外し袖をまくったりできます。あまり実際しないと思いますが……。

飾り切羽 :ボタンホールにメスが入っていなくて、ボタンは飾りのように表面に付いています。ホール部分も飾りで付いています。

裏の仕様も袖裏がそのままぐるりとつながっているので袖をまくることは難しいです。

本切羽のほうが手が込んでいますので、一般的にはこだわりとして「袖は絶対本切羽!」という方もいらっしゃいます。

 

着こなしにも注意したい!

胴裏と同様で見る人が見れば、こだわりが一杯つまった箇所になります。

※胴裏について過去の記事を御覧ください。【総裏?半裏?】こだわりの見せ所?胴裏仕様の種類について【ジャケット裏地】

袖は意外と人の目に触れる場所でもありますので、見ている人は見てますよ!

だからこそ着こなしに関しても注意したいところですよね。

袖は汚れやすいので注意したいところですし、ボタンが取れそう…!などは論外ですね。

下に着ているシャツの袖も、ジャケットを着て腕を降ろした時に1cmぐらい見えるのが好ましいですね。

 

 

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