2024年7月号_GXニュースレター ~受注状況とTexTech(旧ジェンツ)加工賃について~

GXBlog編集部のフクノブです。毎月新しいNewsをお届けする【GXニュースレター】。2024年7月号です。
オーダーアイテムの受注窓口を行っている現場から、オーダースーツ市場の最新状況をお伝えしていきます。


【2024年6月のオーダー状況】

オーダー受注状況

絶好調だった4月5月とは打って変わり、6月のオーダー数は減少しました。5月末あたりから勢いがなくなり、そのまま6月を終えたという印象です。結果としては受注数は前年割れとなってしまいました。

ここ数年の6月の受注数を見ると、ほぼ横ばい数値となりますが、弊社のお取り組み先様も増えておりますので実質的には減少している事が伺えます。要因としては、コロナ契機の在宅ワークが拡大し一気にスーツ離れの加速、それに付随するオフィスカジュアル化、インフレでの価格上昇、猛暑を控えた買い控え等。一言でいうとスーツ離れに尽きるのではないでしょうか。

ご注文頂くオーダー品を見ていても、色柄も地味なものが多く、この時期に多いカラフルなコットンパンツや春や夏の装いを楽しむといった様なオーダー品も少なくなったと肌で感じます。

生産側としても、スーツという普遍的なものにどれだけの付加価値を与えれるか、カジュアル化が進むニーズにどう対応していくか、考えさせられる月となりました。

最後にここ最近少し増えてきたオーダーとしましては、パンツのウエストゴム仕様ドローコード付きのものが増えて来ております。
弊社でも2社の工場で展開しておりますので、カジュアルスーツや、普段着のオーダーにも対応出来ます。

ワイドパンツにして、後ろポケット無し、前明きを女前にして、レディース用としてオーダー頂く事も可能ですので幅広くご利用いただけるかと思います。


フロントボタンホールミシン入れ替え(TexTech)

品質向上の一貫で、TexTechでは、ジャケットの前身頃用のボタンホールミシンを入れ替えました。
ドイツのダルコップアドラーというブランドのものです。

新しいミシンで作成したホール

以前のミシンでのホール

如何でしょうか?細くなり繊細さが出て高級感が増しました。
ボタンホールで印象ががらりと変わりますね。
一歩一歩、より良い商品作りの為の改革が進められていますので今後が楽しみですね。


【TexTech(旧ジェンツ)オーダー加工賃改定のお知らせ】

2024年7月31日受注分より、TexTech(旧ジェンツ)オーダーの価格改定のお願いとなります。
前回の改定より2年となりますが、昨今の経済状況を踏まえ、今後の事業継続を見据え価格改定に至りました。
社名変更も行い、新生ジェンツとして、さらなる品質向上を行い、ご満足いただける商品を、安定的に提供出来る様、工場内の改革も進行しております。

レディースオーダーへの進出、表生地の販売等、新しい取り組みもさることながら、老朽化が進行してるミシン等の設備の入れ替えも現在積極的に行っております。

上記でも触れた、ボタンホールミシンや、パンツ工場の設備も大きな投資を行い、設備の入れ替えを行っております。

TexTechと共に、弊社でも品質・サービス向上に努めて参りますので何卒ご理解頂きます様お願い申し上げます。




【ピックアップブログ】

2021年9月号_GXニュースレター【GXドレスTシャツ™衿バリエーション追加】

湿気の多い季節に突入しますね、スーツのご注文を頂くのも難しい季節になりますが、ジャケットに合わせるドレスTシャツがオススメです。リピートオーダーも多くご満足いただけるかと思いますので是非お試しください!



【フォーマル洋品Saleのご案内】

既にお客様にはご案内を行っておりますが、弊社のフォーマルカタログをこの春にリニューアルさせて頂きました。カタログ商品入れ替えのSaleを行っており、スタート以来、完売商品も出る等ご好評を頂いておりますので改めてご案内させて頂きます。
弊社BtoBサイトの、ApparelXで商品ご覧になれますので是非ご覧ください。
Saleページ:https://www.apparelx.jp/search.php?category=FORMALACCESSORIES&tags=SALE




【フルギフェス】

画像引用元:https://www.wwdjapan.com/articles/1707786

2024年6月23日、有明ビックサイトで古着フェスが開催されていたので行ってきました。サステナブルな意識の定着により、リユース、リサイクル、アップサイクルと、様々な言葉で溢れておりますが、空前の古着ブームが来てる様ですね。特に若い世代に受け入れられてる様です。古着は単純に価格的にも購入しやすいですし、ファストファッションを発端にしたトレンドの同質化に共感出来ない層が、自己表現のツールとして、個性的な洋服を楽しんでいる昨今の様です。

会場内は、若い方々で溢れかえっておりました。高価なビンテージものもありましたが、上記の画像の様な山積みの商品から探す光景が印象的でした。自分なりの掘り出し物を見つけるという行為も、楽しみの内のひとつなのかと思います。

2024.06.25 繊研新聞より

上記のグラフは、繊研新聞社が、25年春卒業予定の学生にとったアンケートですが、よく買い物をする場所で、古着店が一位という結果が出ています。

私も以前はどちらかというと古着は苦手だったんですがここ数年は興味が湧き、下北沢にたまにでかけたりもします。お気に入りを見つけた時の感覚は、新品にはない何かを感じます。その感覚が古着にのめり込む要因なのかなと感じます。

このフルギフェスは、年に2回程度ビックサイトで行われております。今回の入場料は500円でした。
出展者の方が言ってましたが、回を重ねる毎に来場者数が増えてる様ですので、今後も注目のイベントですね。日本全国の有名無名店が参加されておりますので、ご興味ございましたら是非いってみては如何でしょうか。


以上如何でしたでしょうか。
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