御幸縫製のモーニングコート

今回はオーダーできるモーニングコートについて書いていきます。

モーニングコートとは

そもそもモーニングコートとは何でしょうか?

男性が着用する、昼の正礼装です。

礼装とは、何かしらの儀式に出席するときに着る服。礼儀のある服。

正装とは、正式な服装。ある程度決められた服装。

つまり、モーニングコートは昼に行われる正式な場で着用する服で一番正式な装いということになります。

では夜の場合は?というと【燕尾服】になります。

モーニングコート?燕尾服?

モーニングコートと燕尾服をイメージしてみてください……。

似ている。

なんか似ています。

でもよく見ると違いがいっぱいです。

モーニングコート(昼の正礼装)

ジャケット

1つ釦のピークドラペルが基本。前身頃から裾にかけて曲線的にカットされている。

欧米では『カッタウェイコート』という名称で呼ばれることもある。

ベスト

色はグレー、アイボリー、シャンパンゴールド。

シングル・ダブルどちらでもOK。コーディネートを楽しめる部分。

スラックス

『コールズボン』黒とグレーのストライプ柄。

裾口は必ず後ろが長く斜めにカットしたモーニングカットにする。

燕尾服(夜の正礼装)

ジャケット

ピークドラペルの拝絹付き。ウエスト部分を水平に裁ち、後部は細腹部分から短冊状にテールが付いている。

フロントは釦をかけない。

ベスト

衿付きの白ピケ素材。

シングルもしくはダブル。

スラックス

側章は2本で裾口は必ずシングルのモーニングカット。

御幸のオーダーモーニングコート

後ろ姿はすごく似ていますね。

フロントが違います。

ベストの形も違いますし、スボンの柄も違います。

燕尾服は夜に着用する、最も格式高い装いです。

どちらともにトップハットやシルクステッキを持つと完璧ですね。

弊社でも御幸オーダーでモーニングコート受けております。

※燕尾服は受けておりません。申し訳ございません。

正直そんなに頻繁に入るオーダーではないと思います。

モーニングコートを着る機会はそうないと思います。

ただ、そんな大切な機会を任せられたのなら、応えたいですよね!

その際にはぜひヤマモトのことを思い出してくださいね。

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