みなさん、こんにちは!
GXBlog編集部のフクノブです。
弊社はオーダースーツの受注窓口として、全国のテーラー様より日々オーダーを頂いております。
その中でもテーラーを立ち上げたばかりのお得意様もいらっしゃいます。
そういった方々とのやり取りの中で、パンツの裾に関して質問を受けたり、?と思うこともあります。
守らなければいけない原則はただ1つ。
ですが紳士服は古代ローマからの歴史の上になる衣服ですので、その意味も含め参考になればと思います。
【シングル】
内側に縫い代を織り込んだすっきりした仕上がり。
冠婚葬祭や、パーティーなどのフォーマルな装いの際は、シングルが原則です。
※余談ですがフォーマルな場面ではジャケット腰ポケットのフラップも付けない(もしくは中に収納して隠す)のも原則です。
日本のビジネスマンを見渡すとほとんどがシングルになっていますね。
【ダブル】
折り返しが付いてるもの。シングルに比べるとカジュアル感が出ます。
折り返し幅の決まりはありませんが一般的には4cm~4.5cmが多いです。
幅に関しては、着用する方の身長とのバランス(高身長の方は広めに)と、
裾幅とバランスを見ながら決めて頂くのが良いかと思います。
トレンドにもよりますが、ダブルの場合はシングルより股下の長さは少し短めに、
裾幅も少し狭めに仕上げるのが、もたつかずすっきり仕上がるかと思います。
【歴史】
パンツに折り返しが生まれたのは1800年代半ば、イギリスの騎士階級の装いが発端の様です。
騎乗し鞍にまたがった際に裾がずり上がり、くるぶし辺りの生地がなくなってしまうため、
その際に、当時は舗装されてない道で砂利がはねたり、自然の中では枝等で怪我する事を防ぐ為、
予め折り返していた部分を馬上では伸ばして着用出来る様にしたものがダブルの始まりでした。
フォーマルウェアに対し、現代の特にビジネススーツは この頃の騎士階級の装いの流れを汲んでる部分が多分にあります。
【まとめ】
フォーマルな場に着用するものは、シングルが原則。
それ以外は、極論として着用する方のお好みになりますが、
ルーツから考えるとビジネススーツとしては、ダブルの仕上げがふさわしいかと思われます。
あとは、サイズ感・素材・デザイン性・用途などを考慮し決めてるのが良いですね。
また余談になりますが、パンツの真ん中のクリース線(プリーツとも呼ばれます)が消えてしまってる状態で着用されてる方が多いですね。
毎朝通勤でビジネススーツを着た方をたくさん見ますが、プレスされてる状態の方が1~2割くらいでしょうか。
クリース線は自身の気持ちの現れ、敬意の現れですので、紳士服オーダー業界にいるものとして、
自身も気を付けると共に、一人でも多く気持ちの良い着こなしになる様貢献出来ればと思っております。
メンズスーツやレディーススーツ、ドレスシャツ、ジャージースーツ、コートなどの縫製サービスについてのお問い合わせは株式会社ヤマモト縫製部まで、お気軽にお問い合わせください。

縫製部の福田です。
銀座のテーラーにて職人見習いを経てヤマモトに。
デザイン~縫製 夢乙女 伊藤ですいつも的確なアドバイスありがとうございます。紳士服オーダーは駆け出しですが、ちょっとしたところに気を配るには紳士服は、数少ないですね。でも少しでもお客様に喜んでいただけるよう、細かなアドバイスお願いします。
いつもありがとうございます。いいものづくりのお手伝い出来る様がんばります!