今回は梅雨時期に向いている生地について書いていきます。
生地の特性
生地にはそれぞれ特性というものがあります。
大きく分けて、その地域や国によって違いがあります。
特に海外ものはわかりやすく分けられます。
イタリア生地
イタリア生地の代表的な特徴といえば、「柔らかさ」「色の鮮やかさ」です。
特に生地の柔らかさは地域特有のもので、イタリアは基本的に湿気がない気候です。
なので湿度の高い地域や国では、生地にうねりが出たりしてしまうのです。
日本で言えばまさに梅雨の時期ですね。特に湿度が高くなるこの時期は要注意です。
縫い目がよれよれしたりします。
イギリス生地
イギリス生地の代表的な特徴といえば、「クラシック」「耐久性」です。
柄や色もクラシックなものが多く、しっかりした生地感です。
がっしりしているためやや肌触りが硬い印象もあります。
ただ、これは雨や曇りの多い地域特有の事情があります。
イギリスは曇りや雨が多いと言われますが、実際は変わりやすい天気のせいでこう言われているようです。
実際は晴れ間も多いようですが、『一日の中で四季がある』と言われるように変わりやすようです。
やはり突然の雨の可能性が高くなればこういった生地の方が適していると言えます。
化繊生地
撥水加工されている生地などもあって、梅雨の季節にもってこいの物もあったりします。
最近のものはそこまでゴワゴワすることなく自然に着れる物もあります。
季節を考えて選択する
スーツを着る状況を考えてスーツを着回すものいいですよね。
また着る頻度によってもスーツの痛み具合は変わります。
スーツをよく着るお仕事で、梅雨の時期であればイタリア生地のような繊細なものよりも、イギリス生地のようなさらっとシャリ感のあるものの方が良いかもしれません。
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縫製部で生産管理しています。
元販売員。