スーツのオーダーシートってどう書くの?~オーダーシート記入方法シリーズ~ジェンツ編その1

毎度!GXblog編集部の山佑です。

 

今回は、過去のブログでご紹介させていただきました、縫製工場ジェンツ(紳士服オーダー工場 ジェンツ)でオーダーするGXスーツ(そもそもGXって何?GXスーツって何?)のオーダーシートの記入方法をご紹介させていただき、現在ジェンツ縫製をご検討いただいている方やこれから検討しようとしている方に、少しでもお役に立てればと思います。*()内は過去のブログページです。

まずはこちらがGXスーツのオーダーシートになります。

はい、小さすぎて何を書いているかわかりませんね笑。これから細分化して、しっかりとご説明させていただきますのでどうぞご安心くださいませ。

 

まずは、、、

お客様のお名前やショップ名などをご記入いただき、品名(シングルスーツやダブルジャケット、3Pスーツ、スラックスなど)、ネーム刺繍の文字(*必要ない場合はXを記入)を入れていってください。

次に、右上の”お渡し予定日”ですが、ショップ様がお客様へ渡す(渡したい)日付をご記入いただき、当社で工場の納期表と照らし合わせて、左側の工場出荷日を入れるのですが、その際に納期的に問題ないかをチェックします。イレギュラーに急ぎのご依頼がある場合には、なるべくお応えしたいと考えておりますが、やはり出来ること出来ないことがあることを予めご了承いただければと存じます。

また、生地品番も必ずご記入いただければと思います。当社にて記載の品番と届いている生地品番が相違ないかを必ず確認しており、その後に工場にオーダーシートを合わせて出荷(われわれは「職出し」と言っております)しております。*生地品番と合わせて、色や柄の記載がありますと、バンチ見本を持っていない当社としては、より確度の高いチェックが出来ます。

 

続いて、GXパターンならではの選択項目に入っていきます。左から行きますが、まずはモデル(肩形状)の選択で、GXはナチュラルショルダー、ビルドアップはその名の通り袖山(肩先)をナチュラルショルダーから少し高く盛り上げた形状となっており、英国テイストの仕様となっております。もう一つはマニカカミーチャ、シャツの袖付けの様に、肩にギャザーを寄せて袖付けをしている形状で、別名”雨降り袖”とも言われております。GXパターンは上記の3つのモデル(肩形状)からお選びいただけます。

 

*画像左から、ナチュラル、ビルドアップ、マニカカミーチャとなります。

 

次に毛芯のタイプをご選択ください。以前のブログでも書かさせていただきましたが、当社の祖業は服飾資材卸でございますので、スーツの内蔵物に拘りを持って本パターンを創り上げていきました。その最たるものが、この2種類の毛芯です。通常1つのパターンに複数の毛芯を選択できる、ということはジェンツでは過去に例がなく(事故に直結するため、工場としては通常嫌がります)、最初はご多分に漏れず断られ続けていたのですが、ここは何とかお願いしたいと、ジェンツに交渉を重ね、何とか了承いただいた経緯です。

こちらは先程のモデルと合わせて、ビルドアップにはハード毛芯、マニカカミーチャにはソフト毛芯、とスタイルやテイストにより馴染むようにお選びいただくことが多いですね。(ナチュラルに関しましては、お好みで)

そして、その列の一番右の項目、接着芯の有無の選択項目です。

まず、上記の毛芯の選択項目があることからもお分かりになりますように、ジェンツは毛芯縫製です。では、なぜ接着芯の有無の選択項目があるかと言いますと、今の表生地の主流が細番手で強撚糸と呼ばれる生地が多くなっています。梅雨のある日本の気候において、強撚糸の生地は湿気を含むと元に戻ろうとする性質を持っています。それがブク付きの原因となり、それを抑える(軽減する)ために接着芯を貼ります。ちなみに、ヨーロッパは梅雨がないためにそのような事象は起きません。なので、接着芯を貼る事自体に、良い悪いがあるわけではないことを予めご理解いただければと存じます。(よく、接着芯を貼っているのは技術がない、や、安価な工場だ、と耳にしますがそれは間違いで、日本の気候風土に合わせたものづくりですし、逆に接着芯のコスト、接着するコストが掛かります)

それで、ジェンツでも基本的には全面接着にて縫製しておりますが、接着芯を貼ると見た目はきれいにバシッと決まりますが、その工場工場の使う接着芯の種類にもよりますが、当然生地と毛芯だけのジャケットと比べると、張り(硬さ)が出ます。*なので、その張りによってブク付きやピリ付きを軽減できるわけです。

しかし、当社のお客様のニーズとして、上記でお伝えしたように細番手の生地が多くなっております昨今、その生地の風合いをそのまま生かしたい、といったご要望はございました。そこで、新しいGXパターンにおいては、接着芯を貼ることによるメリット、デメリットをしっかりとお伝えさせていただいた上で、お客様に有り、無しの選択ができるように致しました。*が、真っ白の生地と超細番手の生地につきましては、貼られることをオススメします。真っ白の生地に関しましては、ジャケットの腰ポケットの袋地(スレキ)が透けてしまうのを軽減するのが理由です。毛芯同様、接着芯の有無を選択できるのもジェンツならではないでしょうか。

まとめ

当初の予定では、「まずは、、、」のあとに、ジャケット編、スラックス編、ベスト編と続くのでしたが、まさかの「まずは」でそこそこのボリュームになってしまいましたので、今回の内容もシリーズ化させていただきます。ですので、次回を乞うご期待!!

 

その他、メンズスーツやレディーススーツ、ドレスシャツ、ジャージースーツ、コートなどの縫製サービスについてのお問い合わせは株式会社ヤマモト縫製部まで、お気軽にお問い合わせください。

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