2024年8月号_GXニュースレター ~7月受注状況と工賃改定のお知らせ~

GXBlog編集部のフクノブです。毎月新しいNewsをお届けする【GXニュースレター】。2024年8月号です。
オーダーアイテムの受注窓口を行っている現場から、オーダースーツ市場の最新状況をお伝えしていきます。


【2024年7月のオーダー状況】

オーダー受注状況

酷暑の夏を迎えており、暑い日々が続きますがくれぐれも健康にお気をつけください。
7月は夏物も落ち着く時期ということ、更にこの猛暑も重なりスーツの販売は難しい閑散期となります。通常のオーダー受注としては例年並といったところですが、今年は、アパレルブランド様のOEM商品や、セレクトショップ様からの別注商品が重なり、オーダー受注数としては昨対比較ですと大きく伸びました。

またオーダーシャツに関しては、昨年の2倍近くのご注文を頂けました。猛暑によりシャツスタイルがメインになる側面もございますし、弊社オーダーシャツサービスの特急コースの納期面や、自由度が高いという部分でのお客様からの評価を頂けてるのかと思っております。

スーツ仮縫いサービスの活用

TexTech(旧ジェンツ)の強みとしましては、オプションの仮縫いがございます。オーダーの精度を高める目的の仮縫いとして活用されるサービスですが、その他の目的で使用されることもございます。
「サイズゲージとして」
通常に1着を仕上げるよりも費用的には、仮縫いオプション代しか掛からない為、割安でゲージサンプルを作成できます。
「ディスプレイサンプルとして」
この状態でトルソーでのディスプレイすると雰囲気向上に繋がります。
「製品として」
もちろんこの状態での販売は出来ませんが、あるアパレルブランドのお客様は、この状態からお客様の方で、ほつれない加工を行い、仮縫いの状態を活かしたデザインを加え、製品として昇華させ販売されております。

今回ご紹介しました使用方法は裏ワザで、正直なところ工場も嫌がります。(笑)
普段ご注文を頂くなかで、様々な活用方法があるなと感じご紹介させて頂きました。



【TexTech(旧ジェンツ)オーダー加工賃改定8月より】

2024年7月31日受注分より、TexTech(旧ジェンツ)オーダーの価格改定のお願いとなります。
およそ2年ぶりと改定となりますが、副資材や人件費高騰に伴い、工場運営維持の為となります。ここ最近は老朽化した工場改造や設備入れ替えなども行い、品質維持向上を目的とした改革も進行しておりますので、TexTechと共に、弊社でも品質・サービス向上に努めて参りますので何卒ご理解頂きます様お願い申し上げます。


【御幸ファクトリーオーダー加工賃改定のお知らせ】

2024年8月31日受注分より、御幸ファクトリーオーダーサービスの価格改定のお願いとなります。
前回の改定より半年で改定となり、皆様には大変なご負担とご迷惑をおかけいたしますが、昨今の経済状況を踏まえ、今後の事業継続を見据え価格改定の申し出がございました。
御幸オーダー、GXジャージー御幸オーダー共に改定となります。
価格表は既にメールでのご案内をさせて頂いておりますのでご確認をお願い致します。



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ジャージー素材はもちろん、スーツ素材での軽いお仕立て(アンコン)に特化したオーダーサービス。
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【IACDE(国際衣服デザイナー・エグゼクティブ協会)日本支部設立45周年記念パーティー

7月12日(金)茗荷谷の嘉ノ雅 茗渓館にて開催され参加させて頂きました。総勢およそ80名の業界の方々がお集まりになりました。目玉としては、豪華ゲストの登場、FORZA STYLEの干場 義雅氏・諸澤 泉氏のお二方が、最新のPitti Uomoの情報等を対談形式で聴講出来るというイベントがございました。

業界でも有名なお二方ですが、流石な装いがとても格好よく、学ぶべき事がたくさんありました。

もう一つのメインイベントが、三ツ星工場の認定式がございました。
三ツ星工場とは、品質に優れたメイド・イン・ジャパンの生産技術にスポットを当て、世界に発信していこうと、国内の紳士服工場を格付けし、IACDEメンバーが工場訪問し縫製技術・生産数量・将来性などを総合的に評価した上で「三ツ星認定工場」を選定しています。

今回、選定されたのは2社でした。
・株式会社サンライン様
・アキタクロージング様
どちらも、国内外の有名ブランドの縫製を請け負っており、技術力もさることながら、常に挑戦をされている点を評価されておりました。

45年という歴史の振り返り、メンズドレスクロージングを今後も盛り上げようというパーティーでしたが、集まられた工場様や、アパレル様、資材商社様は真剣に業界の事を考えられており、いつも刺激を頂き勉強させて頂ける場となっております。

今回の干場 義雅氏・諸澤 泉氏の対談の中でも、トレンドとしてクラシック回帰という耳心地の良いフレーズも出てきましたが、昨今の快適さを求める機能性重視のトレンドに対しても新たなものづくりの挑戦の必要性を語られていました。紳士服(背広)という概念縛られず、まだまだ挑戦する事が業界の発展につながると改めて考えさせられる良い機会となりました。



【Paris Olympicユニフォーム】

酷暑の夏、毎日うだるような暑さが続いておりますが、オリンピックの日本選手の活躍を見ると刺激と元気をもらえるそんな今日此の頃です。オリンピック開会式といえば各国を象徴するフォーマルな装いが見れる貴重な場。これからの期待に溢れた華々しい姿に、見る側も心躍るシーンではないでしょうか。

【バミューダ選手団】

画像引用元:https://www.bermudareal.com/local-designers-announced-as-team-bermuda-participates-in-2024-paris-olympics-opening-ceremony/

バミューダ選手団、画像のスタイルでの登場でした。そこで初めてバミューダパンツの由来が、バミューダ諸島から来ていると知りました。
鍛え上げられた精悍な姿とは対照的な色使いによるギャップと、フォーマルなハイソックスが素敵ですね。

【フランス】

画像引用元:https://www.vogue.co.jp/article/paris-olympics-uniform

モードを代表する国らしい気品あるタキシードスタイルでした。ベルルッティが担当。
ショールカラーのカラーリングは、フランス国旗のトリコロールを、同ブランドのアイデンティティのパティーヌをイメージさせ、フランスらしいエレガントでとても美しい仕上がりになっています。

【モンゴル/ハイチ】

画像引用元:https://news.ntv.co.jp/category/sports/66156d0ecd504ad992fc5534a3fb3a86

モンゴルは、首都ウランバートルを拠点とするブランド「ミシェル&アマゾンカ(MICHEL&AMAZONKA)」が制作を担当。モンゴルの伝統衣装に着想したカフタンと、国の象徴であるソヨンボ文字やオリンピックの聖火などを刺しゅうしたベストを中心に、アクセサリー類も制作している。

ハイチは、ハイチにルーツを持つイタリア人デザイナー、ステラ・ジャンが担当。ハイチ人アーティストのフィリップ・ドダールのアート作品を取り入れ大胆なデザインが特徴的。


【アメリカ】

画像引用元:https://www.vogue.co.jp/article/paris-olympics-uniform

デザインはRALPH LAURENの担当。赤と白のパイピングが施されたシングルブレストのウールブレザーにストライプのオックスフォードシャツ、そしてテーパードジーンズのコーディネート。


【日本】

画像引用元:https://www.nikkansports.com/olympic/paris2024/ceremony/photonews/photonews_nsInc_202407050000486-0.html

我らが日本代表のユニフォームは、調べた範囲では、ブランドやデザイナー名は公表されておりませんでした。日本国旗をモチーフに、個性を際立たせるシンプルなユニフォームですね。

どの国も、それぞれのテーマカラーを押し出したデザインで、まるでファッションショーの様な雰囲気ですね。閉会式ではユニフォームを変える国もある様ですので、最後まで見どころ満載のオリンピックです。


以上如何でしたでしょうか。
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