2024年10月号_GXニュースレター ~9月の受注状況・アトリエメニュー ヘムチェーン加工~

GXBlog編集部のフクノブです。毎月新しいNewsをお届けする【GXニュースレター】。2024年10月号です。
オーダーアイテムの受注窓口を行っている現場から、オーダースーツ市場の最新状況をお伝えしていきます。


【2024年9月の状況】

オーダー受注状況

例年9月のオーダー数は8月の余韻を引っ張り数量的にはあまり伸びない月ではあります。まして今年の猛暑の継続もあり、立ち上がりは重く、案の定なスロースタートでした。それでも2週目の月曜からは週末のオーダー分が少しずつ増え始め例年並のオーダーを頂ける事が出来ました。昨対比としても100%以上の受注数とはなりましたが、業界を覆う何か重たい空気感を感じるこの頃です。

生地屋さんとも立ち話をすると、9月はかなりひどい状況だった様で、前年大幅ダウンしたと伺いました。今年も暖冬との情報もあり先行き不安が立ち込めますが、前を向いていきたいと思います!

そんな中、先月号でもご紹介しましたが、GXオーダーコート【Made in TexTech】がスタートしましたので、新しいコートをお試し頂ければ幸いです!
チェスターコートは正統派なスタイリッシュなフィッティング。


カジュアル向けのコンフォートコートは、カジュアル志向が強い昨今でも使えるコートとなります。
がっつり防寒というよりは秋口、春先に軽く羽織る向けですので、今からのオーダーが最適です。




オーダーシャツ応用編

弊社提携のオーダーシャツの縫製工場はかなり融通が効く工場です。以前のブログ【自由度の高いオーダーシャツ工場】~ここまで個性出せます~でもご紹介しましたが、少しのイレギュラーで上手くいったお客様が、エスカレートして要求が複雑になってくるのを感じます。


上記はシャツワンピースになります。皆様がオーダーされてるいつもドレスシャツのパターンを変更させて作成した一例になります。腰のリボンベルトも作成出来る等、とても頼もしいオーダーサービスだと思います。

Tシャツも出来ます。

アパレルブランド様や、セレクトショップ様のオリジナル商品等でご利用頂いております。
理想の形にするには、工場に伝わる様に念入りなオーダーシート作成は必須ですが、何かご希望のデザインがございましたらお気軽にご相談ください。カスタマイズ性には自信があります。


【新商品 自社アトリエメニュー ジャケットヘムチェーン加工】

ヤマモト(自社)アトリエので新メニューのご紹介です。ジャケットの裾に、チェーン加工を施します。オーダーメイドスーツやジャケットをご注文頂いた商品に、自社アトリエにて、チェーン付けを行います。

主な役割としては、ジャケット裾のシルエット保持のためになります。
適度な重さがジャケット着用時にも、ベントの開きを抑え、キレイなシルエットを保ってくれます。

テーラーの世界では、パンツの裾に10円玉や鉛の板を入れたりする同様の仕様もございますが、こちらのチェーンは、装飾としてもエレガントな雰囲気を醸し出してくれ、一石二鳥といった機能になります。

3色展開となります。

  • ゴールド
  • シルバー
  • ブラックニッケル

表地に近いカラーをお選び頂いても良いですし、装飾品としてお好きなカラーを付ける楽しみもございます。

チェーンを含めた価格を設定しています。
シルバー色:センターベント・サイドベンツ・ノーベント、それぞれ3種類価格設定がございます。
ゴールド&ブラック色:センターベント・サイドベンツ・ノーベント、それぞれ3種類価格設定がございます。
チェーンカラー、それぞれの作業時間によって価格を設定しております。
詳しい価格はお気軽にお問い合わせください。

下のピックアップブログにて、詳細ブログも是非ご覧ください。



【ピックアップブログ】

オーダージャケットのヘム(裾)チェーン付け【ヤマモトアトリエメニュー】

TexTech(旧ジェンツ)工場、オーダースーツ店・テーラー向けオーダーコート受注開始!創業以来「初」の新サービス



【映画 ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー】

画像引用元:https://www.cinemacafe.net/article/2024/09/02/93323.html

9/20より上映スタートしている、「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」を有楽町にあるヒューマントラストシネマにて観てきました。ガリアーノ全盛を見てきた女性の方々が多く来館されており、皆様、今回の映画の為に作られた、「ジョンガリベリージンジャー」という赤い特別ドリンクを片手に鑑賞されておりました。ファッション界の豪華絢爛なイメージと、彼の波乱万丈な人生を表現された、甘さと辛さが絡み合う、挑発的な味との触れ込みです。~美味しそうでした~

画像引用元:https://ttcg.jp/human_yurakucho/topics/2024/09091211_28673.html

然程、今まで興味はありませんでしたが、ファッション界の頂点に君臨したデザイナーがどんな人間だったのかと興味が湧き見に行きました。ストーリーは、ジョン・ガリアーノの栄光と転落に迫ったドキュメンタリー。ガリアーノ本人がカメラの前に座り、「洗いざらい話す」というところからスタートする。  
ジョン・ガリアーノの栄光、転落、そして再生を描き、誰もが当時刺激を受けたファッション業界の華々しさが鮮明に映し出されています。ガリアーノはディオールの専任デザイナーとして、独創的なコレクションで注目を集め、年間32ものコレクションを発表し続けました。彼のファッションへの愛とエネルギーに満ち溢れた姿が印象的ですが、その裏では巨大ブランドのプレッシャーと個人的な葛藤に苦しみ、最終的に差別的発言でキャリアを失います。それでも、彼はリハビリを経て再びメゾン・マルジェラで復活。転落から再生まで、天才デザイナーの複雑な姿が描かれた印象的な作品でした。  



以上如何でしたでしょうか。
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