ものづくり職人のネクタイの豆知識~歴史編~

毎度お世話になっております。

GXblog編集部のものづくり職人こと鈴木です。

 

今回は、簡単にネクタイの歴史について書きたいと思います。

◆歴史

ネクタイの前身の首を被う衿布が誕生したのは、17世紀半ばです。ルイ14世が警護にあたるクラヴァットの軽騎兵を守るために、今でいうネッカチーフに似た布を巻きつけた。フランス語では、今でもネクタイを「クラヴァット」と呼ぶのは、その時代の名残です。

首まわりのお洒落は、カツラと密接な関係があり、カツラが大きくなると大きな衿元が邪魔になり衿を小さくします。それに伴い、ジャケットと釦の位置が低くなり、首まわりが露出されます。

肌をすべからく隠すことは、古来ファッションの常通で、当然のように首隠しが考案され、それがネクタイの原形になったのです。

ネクタイは、「単なる装飾品」ではなく、厳密に言えばネクタイはクラヴァットのごとく「特定のグループに所属する装飾品」でした。その象徴として、古くから小紋やストライプ柄が用いられてきました。

英国も同様の道をたどってきました。

現代のストライプを配した柄の多くは、16世紀の英国の連隊旗の柄です。これは、紋章を象徴にした彼らの騎士時代の名残であり、現代まで続く英国の伝統そのものです。

例えば現代の英国空軍のタイは、紺、白、エンジのストライプ。英国海兵隊は、紺、赤、黄色。機甲部隊は部隊ごとに黒、白、黄色をはじめ、さまざまな色の組み合わせ構成されています。ストライプが選択されたのは、色の組み合わせ豊富で、ひと目で所属部隊が判断できるように選択されました。

ストライプも他にも、英国には植民地政策のため黒字に赤の王冠、または紺地に白の王冠などの小紋柄が伝統的に残されています。

いかがでしたでしょうか。簡単ではございますがにネクタイの歴史について書かさせていただきました。
もしかしたら、ネクタイの歴史をご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、そこから長い歴史を経て、現在に至ってると思うと、こうやって歴史を振り返るのも非常に興味深いものがあります。

次回は、正しいネクタイの長さについてご紹介したいと思います!!

 

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