今回はダブルブレストスーツのフロントボタンの数について書いていきます。

ダブルブレストジャケット

みなさんはダブルブレストのジャケットを来ますか？(以降Wジャケット)

こだわりがあってジャケットはダブル！と決めている方はいますか？

シングルジャケットしか着たこと無い、という方には馴染みのない話かもしれません。

なんとなく『ダサい印象』や、『年配の方』『恰幅の良い方』が着る物のイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、ここ最近のスーツ業界のクラシックブームで、若い方やビジネスマンの着こなしやサイズ感も変わってきています。

今回はWジャケットについてと、フロントボタン数の違いについて書いていきます。

着こなしの違いなども紹介していきます。

ダブルブレストジャケットはどこから来たのか

まずWジャケットはどこから来たのか……。

皆様はご存知でしょうか？

大方予想がついた方も多いでしょうが、起源は軍隊の制服からです。

しかも位の高い軍人が着ている制服からの派生です。

フロントを重ねてボタンで止める仕様で、風が強い場所でも裾がひらひらとめくれ上がらないので、人前で話すような位の高い軍人の威厳を表現できます。

また防寒の意味もあり、厳しい環境で着ることを想定しています。

こういったものの起源なので男性的で重厚感を感じ、少し硬い印象を与えるでしょう。

昨今のクラシックブームでWジャケットを着用する若い方も増えてきました。

サイズ感も細身に着こなして、よりスタイリッシュになるようにする方も多いです。

6個ボタン？4個ボタン？

Wジャケットのデザインではフロントボタンの数に違いがあります。

6個ボタン

縦に3個並んで2列(合計6個)

この場合どのボタンをとめることになるのでしょうか。

基本的に6個ボタンだと一番上は飾りになります。

なので画像でいうと、真ん中になります。

少し崩した着方だと左側一番下だけを止めてVゾーンを広く見せる事もできます。

※ビジネスシーンではふさわしくないかもしれないので注意してください。

4個ボタン

縦に2個並んで2列(合計4個)

この場合どのボタンをとめることになるのでしょうか。

1つ掛けだと、左側の一番下になります。(画像)

アンボタンマナー

『アンボタンマナー』をご存知ですか？

スーツではフロントボタンの一番下は飾りの要素があります。

一番下は止めないのがマナーになります。

Wジャケットにもこのマナーは反映されていて、注意したい箇所ですね。

※余談ですが、シングルジャケットのフロントボタンは座る時に外して、また立ち上がる時にボタンをとめる。

スーツは基本的に立ち姿のときにバシッと決まるようになっています。

なので上記のような動作がさらっと自然に出来ると、『できるビジネスマン』って感じでかっこいいですよね。

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