2024年4月号_GXニュースレター ~オーダーコートリニューアル・LINE公式アカウントのお知らせ~

GXBlog編集部のフクノブです。毎月新しいNewsをお届けする【GXニュースレター】。2024年3月号です。
オーダーアイテムの受注窓口を行っている現場から、オーダースーツ市場の最新状況をお伝えしていきます。


【2024年3月のオーダー状況】

オーダー受注状況

先月の好調が継続した3月となりました。週明けは多くの生地が到着しご注文が多く、職だし準備に忙しくなり、心地の良い状況でした。受注数としては昨年比より110%程度になり誠に有難うございます。ただ後半にさしかかってきた頃より少し勢いが落ち着いてきた印象がございました。

お客様の中には、2月の方が良かったとの状況も伺っており、オーダー時期本番の4月に向けての勢いに欠けると感じる部分もありました。その反面、コロナ禍前から暫くご注文を頂けてなかった数社のテーラー様からのご注文を頂けることもあり、市場自体は徐々に活発化してる部分も感じる事ができます。
4月に入り気温も上昇し始め、春の陽気を感じる今後に期待を寄せたいと思います。

受注内容は季節柄、コットンパンツのご注文が目立ちます。各テーラー様、固定のお客様も多いので、お一人様で2本3本の纏まったご注文も目立ちます。

オッドベストの増加

また今年はオッドベストオーダーもちらほらと見受けられます。定番のリネンや、ジャージー素材でのご注文もございます。シャツ姿になる場面も増えるこれからの季節には、オッドベストのご提案はテーラー様にとっても販売に力が入るアイテムではないでしょうか。
背中を表地と共にする仕様に関しても問い合わせが増えております。ジェンツに関してはその仕様は勿論可能でございますし、割増対象ではございませんので是非ご利用頂きたいと思います。


【縫製部LINE公式アカウント開設】

友だち追加

この度、縫製部のLINE公式アカウントを開設致しました!
今までメールでお送りしておりました、納期表や、品切れ情報等をLINEにて通知させて頂きます。LINEですと気軽にご確認頂けると思いますので、是非お友達追加頂きたくお願い致します。

また、チャット機能を活用出来ますので、担当営業不在時にも、営業時間内であれば別のスタッフがお返事をさせて頂きお待たせする時間を短縮出来ます。
※チャットの内容は、ご登録頂いてる他の方には閲覧出来ない様になっておりますのでご安心ください。
メールよりLINEの方がご利用し易いお客様は是非ご登録お願い致します。
※メール配信は継続し行ってまいります。

上記の「LINE」ボタンより追加出来ますでご利用下さい。


【ジェンツ縫製にてGXコートがリニューアル】

GXコートオーダーのリニューアルを進めております。著名モデリストの型紙を使用した弊社オリジナルのオーダーコートを以前より展開はしておりますが、今年の秋冬よりリニューアルします。
チェスターコートに関しては、シングルのみの展開でしたが、新たにダブルアルスターを追加します。
引き続きコンフォートコート(カジュアルチェスター)はシングルのみの展開です。

生産工場をジェンツに移しての展開となります。
予てよりテーラー様からはジェンツのコートオーダーのご要望を頂いておりました。何年も前よりジェンツにはコートの依頼を続けておりましたが、昨年末にやっとOKが出まして現在試作を進めております。以下の展示会に向けて商品を準備しておりますので、是非ご覧頂きたく思います。



【EXCYグループでファッションワールド東京2024出展】

2024年4月17~19日に東京ビックサイトで開催される、ファッションワールド東京に、株式会社ヤマモト&オークラ商事【Apparel X】として出展致します。各事業部、新商品を展示させて頂きます。お時間ご都合宜しければご来場頂けます様お願い致します!

ご来場には事前登録が必要となりますので、お手数をおかけいたしますが、上記の画像クリックで、来場者バッジの発行が行えますので宜しくお願い致します。

【ヤマモト出展物】
紳士部:総合サンプル帳
フォーマル部:EXCY BRACES(オリジナルサスペンダー)、フォーマルカタログVol.8
縫製部:GXオーダーコート

ブースNO:S5-24
西1ホール、ジャパンファッションEXPO内
下記のMAPの黄色く色付けした位置でございます。ご来場頂き場所がわかならい際は、お気軽に営業担当にご連絡頂ければと思います。

グループ会社のオークラ商事の【Apparel X】も同時出展となります。

  • サスティナブルファッションEXPO内 
  • 小間番号 S8-11

【Apparel X出展物】
・サステイナブルな生地や別注加工品
・アパレル業界のDXを推進するサービス群

グループ合わせて是非お越しいただければと存じます。

ブース位置が変更になりました。★印の位置になります。ブースNOの変更はございません。(2024.04.12)



【手縫いのシャツ】

暖かくなってきたので自宅で衣替えをしたところ、嘗て自身で縫製したシャツが出てきましたので、ご紹介したいと思います。前職では職人を目指しておりまして、スーツの前段階のシャツの縫製からスタートしました。数年頑張りましたが不向きと悟り挫折して現在に至ります。

オールハンドメイド(総手縫い)になります。
中々の長時間を要する為、必然的に高額になります。しかしながらドレスシャツという消耗品のアイテムがゆえ、高額の販売も難しい商材の為、日本でもフルハンドでされてるテーラー様はごく僅かではないでしょうか。
拙い技術で恐縮ですが、思い出として、簡単に紹介させて頂きます。

全てがハンドなので、生地に触れている時間が長い為、手油がつかない様、常に手洗いを行っていました。作業に取り掛かる前は、作業台を拭き、針を洗って、マスクを装着し縫製にかかります。シャツは白地が多く、汚れるのが何よりも怖い為、念には念には入れての作業です。作業開始前には纏めて糸も必要数をカットし洗っておきます。

上衿の際に星止めを入れてます。台衿の芯止めにも星止めしてます。
カフス廻りや芯止めにも、星止めを入れます。3mmピッチです。ボタンホールもハンドです。
脇線は3mm幅の折伏せ縫いです。
裾線はクルクルし、まつって行きます。カーブのきつい所が中々の難所でした。
練習スタート時の裾まつりです。うまくいかず何回もやり直しを行い、触りまくっていた為、黄ばんでます。この経験がトラウマとなり、今でも白い生地に触れる前は手洗いを行ってます。。
アームホールの裏側の縫い代部分です。肩先15mmから鎌底は6mmに徐々に細くしていきます。内側の縫い代は突き合わせにしてます。

以上簡単ではございますが、各ポイントのご紹介でした。未熟者でしたのでとにかく時間がかかり、1着仕上げるのに有に100時間を超える作業でした。
ただ出来上がった時の喜びは格別でした。見るからに手縫いの柔らかさを感じられ、着用感も手縫いによる縫いの余裕があるため、非常に着心地の良いものだったと思います。(自身で着用してないので断言できませんが、、)

思い返すと、各部分に縫い方にも意味が有る事を知り、職人技の素晴らしさを実感していた経験です。うまくいかず辛い事も多い経験でしたが、職人さんや技術への畏敬の念は、その頃より根付いておりますので、今に活きる経験だったと思っております。
半人前の仕立ての紹介でしたが、ご覧頂き有難うございました。

以上如何でしたでしょうか。
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