2024年2月号_GXニュースレター ~オーダーサービス・生地価格改定のご案内・受注状況等~

GXBlog編集部のフクノブです。毎月新しいNewsをお届けする【GXニュースレター】。2024年2月号です。
オーダーアイテムの受注窓口を行っている現場から、オーダースーツ市場の最新状況をお伝えしていきます。


【2024年1月のオーダー状況】

オーダー受注状況

年明け早々より順調なオーダーを頂けました。例年の1月を少し上回る結果となり、幸先の良いスタートをきることが出来ました。誠に有難うございます。
予想としては、昨年の11月12月と受注数の落ち込みが見られましたので、それを引きずるかと予想しておりましたが、その反動でしょうか、日々、一定数の受注を頂いておりました。

まだまだ冬物オーダーも入ってますが、ちらほら春物のオーダーも増えてきました。4PLYのスーツや、ホップサックのジャケット等。定番のコットンパンツは、一人のお客様で色違いを数本のオーダーの方が増えてきております。

また、GXニュース12月号でもお伝えしましたが、12月に続き1月もモーニングコートのオーダーが数件続いておりまして、縫製工場の御幸に納期の相談の連絡をすると、またですか!?と驚きを見せられてので、立て続けにモーニングオーダーが入る事が珍しい様です。3月中旬までにほしいとの事ですねの、卒業式等の式典で活用させれるのでしょうか。

モーニングのオーダーが難しそうに感じますが、デザインの選択肢がないため、テーラー様にとっては、生地を選び、寸法をとるといったシンプルな作業の様です。オーダーシートも通常のスーツに比べると簡潔に仕上げられておりますので、逆に何か抜けてないかと少し不安になったりもします、、、



ジェンツの近況

昨年の5月より新体制となったジェンツですが、品質の向上に取り組んでおります。

まずは課題でもありましたパンツ工場の、古くなっているミシン等の様々な設備の入れ替えを行って。一例のご紹介ですが、裾のルイスミシンも新調しました。今まで、表面にすくいの糸がポツポツと出ており目立っておりましたが、それらが改善しております。

実際の上がり商品、ほとんど目立たなくなっております。

その他の設備も新調しておりますので、効果のある実例を、これからも紹介させて頂きます。今まで以上の高品質の商品をお届けできる様、弊社の検品機能も強化して参ります。

ただ工場としては、持続的な運営を目指し、効率化を進めていくという事も急務となっております。細かなまつり等のまとめ作業は、外注の職人さんに頼っている部分が大きいですが、職人さんも高齢化しており、どんどん少なくなっているのが実情です。この部分を内製化を進めていかなければならない問題ではありますが、手作業の部分が多いため、箇所によってはミシンでの対応に変更する検討も進んでおります。
ヤマモトとしては、変わっても良い部分、駄目な部分等を見極め、品質に対し意見をしながら、品質管理に努めていきます。



【価格改定のご案内】

御幸オーダーサービス

昨年の3月に価格を改定させて頂いた御幸オーダーサービスですが、今年の2月29日受注分より価格改定となっております。細かな部分の価格調整を御幸と交渉を行っておりますので、決まり次第、ご利用頂いているお客様にはメールにてご案内をさせて頂きます。
昨年より10月よりスタートしましたGXジャージーオーダーサービスに関しましても、御幸工場での生産となる為、スタート間もない時点での価格改定となり誠に恐れ入りますがご理解頂きます様お願い申し上げます。

ジャージーオーダーサービス使用生地

2月ご注文分より、弊社ジャージーオーダーサービスに使用して頂いてるジャージー生地を改定させて頂いおります。昨年より継続される原材料や様々なコストアップにより仕入れ価格が上がっている為となります。

オーダーシャツサービス 工場ストック生地バンチ

オーダーシャツサービスの工場生地バンチの、トーマスメイソン・アルビニ・カンクリーニといったインポートブランドのみを、改定させて頂きます。国産生地に関してましては据え置きとなります。既にメールにてご案内させて頂いておりますが、2月29日ご注文分より改定となります。



【ピックアップ商品】

縫製部商品ではないですが、今年の干支は「辰年」ということで、弊社で取り扱う「龍」のプリント裏地のご案内です。今年に入り何件かお問い合わせも頂いておりますのでご紹介させて頂きます。クラシックな裏地ですが、その渋さをお気に召して頂ける方にご利用頂ければと思います。

ポリエステルのプリント裏地です。HEROシリーズ
その他、虎や鷹柄もございます。
・生地幅:121cm
・1着分:約2m
・柄の大きさ:縦:約17cm/横:約16cm
・カラー展開:黒・紺・グレー・ワイン・赤


【アウトフィット/映画】

皆さま、それぞれスーツ纏わるお気に入りの映画があるかと思います。
皆さま、お気に入りの映画といえば、007やゴッドファーザー、最近ではNetflixの人気作品「ピーキー・ブラインダーズ」などが挙げられるかと思いますね。

弊社には、スーツに興味を持つ学生アルバイトの女性がいるのですが、彼女がスーツに興味を持った理由を尋ねてみたところ、映画「キングスマン」の影響を受けたとのことでした。

最近、NETFLIXで見た映画のご紹介です。仕立て屋が舞台のストーリー。
英国を離れ、シカゴで仕立て屋を経営するレオナルド。 マフィアに気に入られ、時折マフィアのメンバーたちが連絡を取り合う場所となっており、 そんなマフィアとの関係性を、店の中だけでストーリーは粛々と進行していきます。大人しく真面目な職人に見えたレオナルド。 しかしかつてはギャングだったレオナルドは、仕立て屋修行の前に裏社会で生きていた。

画像引用元:https://chicago.suntimes.com/

「仕立てのシーンは、チョークを引いたり手縫いをするなど、今まで映画の中であまり見かけない描写もあり、それも含めて、この映画は非常にリアルでジンと来るものでした。

レオナルドは、Cutterという職業に強い拘りをもっており、
仕立屋=縫製師(Tailor)で、「仕立屋は針と糸があれば誰でも15分で縫える」、
私は「裁断師」(Cutter)である。
「ロンドンのサヴィル・ロウで、何十年も修行した裁断師である」と、自身を仕立て屋と言われたときに訂正するシーンが印象に深く残りました。



以上如何でしたでしょうか。
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