毎度お世話になっております。GXblog編集部の山佑です。
当社がご提供しております縫製サービスの一つである、オーダーシャツ(詳細は過去ブログ「パターンオーダーシャツとは?その魅力は?」をご覧ください)がございますが、スーツ、ジャージースーツに続き、今回はこちらのシャツのオーダーシートの記入方法について、注意点や詳細の説明を織り交ぜながら、書いていきたいと思います。
それでは、早速見ていきましょう!!
こちらがシャツのオーダーシートになります。
こちらを下記のようにブロックに分けて、詳細をご説明させていただきます。
①_デザイン・仕様
・No.:
一番左端の1~6まである数字は、同じ寸法で生地が違う場合に、最大6柄まで記載できるようになっております。*もちろんデザイン、仕様につきましては、それぞれ変更していただけます。
・生地No.:
工場生地はもちろんのこと、先地(お客様で支給いただく生地)どちらの場合でもこちらはご記載ください。当社で職出しする際に、オーダーシートを到着した生地品番を照らし合わせて工場に出荷しております。
・色柄:
こちらもダブルチェック(記載されている品番と柄が合っているか)の際に必要になりますので、記載をお願い致します。
・素材:
品質表示に記載されます。
・数量:
このNo.の生地の数量をご記載ください。
・縫製(本縫/ロック):
どちらかに〇(マル)をご記載ください。本縫いは「巻き伏せ縫い」にて縫製します。縫い目が表1本、裏2本の使用です。なお、本縫いでもロックでも工賃は変わりませんので、ほとんどのお客様は本縫いにてご依頼いただきます。*ロックとは、ロックミシンを使用しての縫製となり、生地の端をほつれないようにジグザグに縫うやり方の一方、巻き伏せ縫いは、肌あたり良いように、生地の端を見えないように一度ミシンをかけ、その後巻き伏せて縫い上げており、ひと手間掛けている仕様です。下の画像が、巻き伏せ縫いの裏側です。
・衿:
GXパターンの衿型は全部で8種類。タイドアップ時やノーネクタイの時でも美しいラインになるよう意識した設計の8型となっております。
また、こちらの衿型は下記サイズスペックとなっており、注意書きの通り、衿の高さや剣先の流さ、羽根間スペースを変更することが出来ますので、例えば、オーダーされる方の首の長さに応じて衿越しを低く(高く)するなどの対応も可能でございます。このようなご指示をされる場合は、④の備考欄にご記載ください。ここまでの対応が出来るオーダーシャツ工場はそうあるものではございませんので、特にこだわりのある最終消費者の方に向けたアピールにもつながるのではないでしょうか。
さらに、こちらにない衿型、例えばタブカラーやオープンカラー、ピンホールカラーなどのご要望がございましたら、こちらの工場が沢山の衿型を持っていますので、ご相談していただければお応えさせていただきますので、ご遠慮なくお問い合わせください。
・カフス:
こちらもGXパターンでは、シンプルながらも洗練された4型をご用意しております。
こちらは、ターンナップとダブルカフスについてはオプション料金が掛かりますので、予めご理解ください。
また、カフスにつきましても、カフス巾の変更が可能でございますので、お好みの巾がございましたらご指定いただけますので、ご利用くださいませ。
・ポケット:
有無の選択をご記載ください。*付ける場合は、下記画像のようなラウンド型が付きます。
なお、ドレスシャツに胸ポケットを付ける/付けないは、それを着用される方のスタイルや職場環境によって、どちらもありだと思います。本場のクラシックスタイルをリスペクトして付けないのもいいですし、日本の高温多湿によるクールビズに対応するために付けるのもいいですしね。
・前立:
表/裏のどちらかに〇をつけてください。表前立て、裏前立ては上の画像を参照ください。また、フライフロントにする場合は、記載をしないで、備考欄に「前立: フライフロント」とご記載ください。
・背タック:
下記5パターン(ギャザーはオプションです)よりお選びいただけます。ボックスプリーツはボタンダウンなどカジュアルなシャツと相性が良く、サイドタックはレギュラーカラーやワイドカラーと相性が良いとされています。またタックが入っているので、肩回りが若干動きやすくなっております。サイドダーツに関しては、ウエストをキュッと絞ったスタイルになります。お好みのバックスタイルをお選びください。
・ネーム:
ネーム刺繍をお入れする場合(オプション)にこちらに字体、色、場所のご指定をしてください。下記にありますように、字体は筆記体、花文字(イニシャルのみ)、ブロック体、漢字から選択可能で、色は22色よりお選びいただけます。入れる箇所は下記4か所よりお選びいただけます。
なお、よく「身頃下に刺繍を入れたいんだけど」というご要望をいただくのですが、もちろん可能でございます。その際は、備考欄に「衿の付け根(もしくは裾から)〇cm、脇から〇cmのところに刺繍を入れる」などのご指示をいただければ大丈夫です。合わせて絵姿があると分かりやすいですね。
ネームの内容につきましては、ちょうどネームの上の欄、「ネーム刺繍」に入れる文字をご記載ください。*その上の「本ネーム」については別の機会にご説明させていただきます。
・釦:
色釦は、付けられるボタンをお選びください。なお、GXシャツは工場に事前に貝ボタンを大量に投入しているため、他では滅多にない「貝ボタン」が無料(標準仕様)となっております。これはもちろん、服飾資材卸のヤマモトならではでしょう。
その他、工場ボタンとして、様々なポリエステルのボタンもご用意しておりますので、貝ボタンと合わせてご検討ください。(オプション)
そして、「掛糸」と「穴糸」ですが、こちらはボタン付け糸とボタンホールの色糸の事になりまして、こちらの工場は、どんな生地の色でも*白の色糸*にて縫製します。極端に言えば、黒の生地でも白、赤の生地でも白、といった具合です。
ですので、生地に合わせた付け糸と穴糸をご指示される場合は、こちらの欄に「表生地合わせ」とご記載ください。ただ1点注意点がございまして、それぞれ(掛糸と穴糸)がオプションとなりますので、両方とも白ではなく別の色にするのか、それとも片方だけなのか、で金額が違ってきますので、そちらも合わせてご判断いただければと存じます。
さて、いかがでしたでしょうか。
本投稿も、過去のオーダーシート記入方法シリーズ同様に、シリーズ化となりました。まさかの1番目のデザイン・仕様項目で2,800文字をオーバーしてしまいましたので、次のサイズ項目(②)からは、その2にて書かさせていただきます。どうぞお楽しみにしていてください笑
その他、メンズスーツやレディーススーツ、ドレスシャツ、ジャージースーツ、コートなどの縫製サービスについてのお問い合わせは株式会社ヤマモト縫製部まで、お気軽にお問い合わせください。

縫製部の福田です。
銀座のテーラーにて職人見習いを経てヤマモトに。
“オーダーシャツのオーダーシートってどう書くの?~オーダーシート記入方法シリーズ~ドレスシャツ編その1” への1件のコメント