2022年12月号_GXニュースレター ~レディースオーダーのバリエーション増やしました~ 

GXBlog編集部のフクノブです。毎月新しいNewsをお届けする【GXニュースレター】。2022年12月号です。
オーダーアイテムの受注窓口を行っている現場から、オーダースーツ市場の最新状況をお伝えしていきます。
今年も残り僅かとなりましたが、コロナの影響も薄れ、サッカー日本代表の活躍もあり、気持ちよく今年1年を締めくくれそうな気配がしております。

【2022年11月のオーダー状況】

オーダー受注状況

11月受注状況を振り返りますと、毎日納期短縮依頼があり、工場と掛け合った日々でした。10月末あたりからの盛り上がりを維持した受注数となり、2019年度少し上回る受注数での着地となります。
イベント開催も増え、ご着用予定があるオーダーも多く、アフターコロナを実感できる様になってきております。
受注の傾向としては、例年ですとツイードやコーデュロイ等重厚な素材が多く入りますが、今年は影を潜め、ネイビーを中心にスーツのご注文が多かったです。強いて言えば、ジャージー素材のものは増えてきております。
11/24にて年内納めの受注を締め切っておりましたが、年内納めのお問い合わせを多く頂いております。動き始めた需要に応えれる様、出来る範囲での調整を行って参ります。
街の人手の戻りも含め、日常の生活からも感じれる様に、先への期待が膨らむ月でした。

工場も急にオーダーが入り始め、コロナ禍で人員的にも縮小していた工場もありますので、納期遅延などでご迷惑をおかけしてしまう状況も発生しております。

AK1800(キュプラ)在庫状況

深刻なキュプラ不足でお困りのテーラー様も多いかと思います。
弊社サービスの現在(2022.11.30)の在庫状況になります。

ジェンツ
現在の品切れは、53・54の2色に留まっています。
かなり優秀では無いでしょうか。ネイビーやグレー系は安定しないですが、その他のお色は安心して受注頂ける状況となっております。

ジャージー&サファリ&レザー&レディース&裏地販売分
こちらに関しては、在庫がある品番をお伝えする方が早い状況です。
在庫有り色番
2・3・5・10・19・20・22・40・41



GXジャージーオーダーサービス納期遅延

コロナの影響を受け
GXジャージーサービスで納期遅延が発生してしまい、オーダー頂いていた顧客様には多大なご迷惑をおかけ致しましてお詫び申し上げます。
今年の春に工場内で発生したクラスターをきっかけに、ジャケット工程の主力であった海外研修性が帰国してしまい、工員が不足していた状況で、オーダーが一気に増えた事によりキャパシティを超えた事が要因となります。
現在は頂いているオーダーを確実に延期した納期でお納め出来る様、工場も全力で取り組んでおりますので今暫くお待ち頂きます様お願い申し上げます。
人員の追加は既に済んでおり、研修を経て来年には安定した生産が出来る様、整備しております。



【蝶タイのトレンド】

挙式やパーティー等が増え、10月から継続し、蝶タイのご注文が急増しております。
ここ最近は、手結びや、手結びのホックタイプのご注文が増えて来ております。
また形状に関しても定番のスッキリしたものより、高さがあり、ボリュームがあるタイプが多くなってきております。

手結びタイプになります。
定番は高さ5c、別注品は7cになってます。よりボリュームが出て華やかな雰囲気が出ますね。

ホック式タイプです。結び目がタイトになる為、立体感が薄れ、どうしても既製品感が出ますが、
定番品の高さ5cに対し、新商品のバタフライタイプ(Dタイプ)は高さが7.5cあり、高さを広くする事で存在感が増し華やかさが生まれます。

引用元:https://spur.hpplus.jp/celebrity/celebritynews/2020-02-11-EFKCZxY/
アカデミー賞の風景ですが、小ぶりな蝶タイより、大ぶりなものが華を感じさせますね。
ホック式のものは簡単に付け取りが出来ますが、大事な場面での着用ですので、蝶タイを締める動作を通し気分を高める意味でも手結びでいきたいものです。
ご要望のサイズで1本よりオーダーも承っておりますので是非ご用命下さい。



レディースにもネクタイ流行の兆し


引用元:https://www.vogue.co.jp/fashion/article/weeklycoordinate-tie/amp

引用元:https://www.vogue.co.jp/fashion/article/weeklycoordinate-tie/amp

引用元:https://www.vogue.co.jp/fashion/article/weeklycoordinate-tie/amp

先日、新規のお客様よりレディースネクタイのお問い合わせを頂きました。今までもスーツ業界で働く女性の方がネクタイをされてる姿は目にしましたが、カジュアルスタイルにも浸透してきてる様です。ジャケットに合わせるのが定番ですが、ブルゾン等に合わせるスタイルが新鮮ですね。
オーダーですと、体に合わせたサイズで作る事も出来、選択出来る素材も女性っぽいもので作る事が出来るので、ネクタイで遊ぶスタンスが新しく注目されてる様です。

メンズだけでなくレディース需要も取り込めるサービスに変わりつつあります。
弊社でもネクタイオーダーサービスがございますので是非ご利用ください。



御幸ファクトリーのレディースオーダー


レディースオーダーに関しては定期的にお問い合わせを頂きます。
以前より2つの工場でレディースオーダーを展開しておりましたが、メンズに比べデザインバリエーションやサイズ展開が限定されている為、テーラー様には使いづらいサービスだったかと思います。
そこで昨年より新たに取り組みスタートしている御幸工場のレディースオーダーのご紹介をさせて頂きます。
3モデルのパターンバリエーションがあります。


・ニューベーシックモデル
ジャケット9型、パンツ5型、スカート14型に加え、ベストも5型のバリエーションがございます。
定番のモデルとなり、イージーオーダーとなります。
特筆すべきは、シングル4ツ釦もあり、ダブルジャケットは5バリエーション。半袖にも対応します。
ボトムスも脇ゴムも可能、キュロットもございます。


・ブランモデル
ジャケット4型、パンツ3型、スカート3型に加え、ベスト2型。
パターンオーダーになりますが、プリンセスラインで構成するフェミニンなモデルです。
襟なしジャケットやワイドパンツがございます。


ルージュモデル
ジャケット4型、パンツ4型、スカート1型。
ニューベーシックを進化させたモデル。

御幸担当者に聞くと、ニューベーシックはシステムを作成しかなりの時間が経過しており、スタイルが、悪く言えば古いものですが、現在は一周回って、ビックシルエットの要望に応えられ人気があるとの事です。


【展覧会 岡本太郎】

東京上野にある、東京都美術館で開催されている「展覧会 岡本太郎」に行ってきました。過去最大規模の回顧展ということで、重要な作品が勢揃いしていました。絵画や立体作品、家具やデッサン等、岡本太郎の生涯の作品を見れる貴重な展覧会です。

一つの作品でも放つエネルギーの凄さを感じますが、360度作品に囲まれるこの空間は、他の展覧会とは一線を画す雰囲気がします。厳かな雰囲気はなく、来場者の気分の高揚感が漂い、何かを感じ、刺激を受け取れます。


今回の見どころは以下の3点ではないでしょうか。
今年発見された、まだ岡本太郎の作品とは認められてない作品。



「作品a」「作品b」「作品c」と仮称のこの3点。
今になって発見され、認定はされてませんがロマンを感じますよね。
興味のない方もある方も是非行ってみてください。
ちなみに事前予約制ですのでご注意ください。



以上如何でしたでしょうか。
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